6月位から暑い日が続いておりましたが、
いよいよ40度近くまで気温が上がる日も増えて本格的に暑くなってきましたね。
とはいえ、久しぶりに涼しい冷房が効いた部屋の中で過ごした
先々週は気圧や冷房の当たりすぎなどもあり、
体調を崩したので体温調整って難しいなとつくづく感じました。
体調が回復した先週今週は相変わらず
週末のみ先輩農家さんの元へアルバイトに行かせて頂いております。
今日お手伝いさせて頂いた品種は川中島白桃、
晩生品種の中でも比較的大玉で人工授粉をして果実をつける人気も高い品種です。
早生や極早生、中生、晩生・・・
果物以外に野菜でもホームセンターの種売りコーナーを覗いた際に
表示を見かけたことがありませんか。
(同じ作物でも収穫時期により、比較的収穫が早い時期の早生や遅い時期の晩生等と区分。)
ちなみに人工授粉は上記の川中島白桃の様な花粉の無い品種に対して
別の品種(受粉樹)より花粉を集め、
梵天と呼ばれる長いクイックルワイパーのような道具を使用し行います。
桃畑やスモモの畑でこの梵天を木に這わせている光景を
見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
春先にスモモの受粉用の木を軽トラックいっぱいに積んでいる光景や
桃の木に傘を逆さにかけ、桃の花を集めている姿も栽培が盛んな地域では見かける事も・・・
桃自体は勝手に良い実がなるのではなく、
冬の選定後、時期が開いて3月頃~収穫までの間様々な作業や消毒を経て収穫となります。
摘蕾・・・蕾の段階から上向きを落としたり、
枝の長さにより短果枝、中果枝、長果枝と別れ、
何芽残していくかがおおよそ決まる
摘花・・・摘蕾の作業が間に合わなかった場合の補助作業として行う
摘果・・・花が落ち、ついた果実をさらに残すもの以外落としていく
袋掛け・・・害虫や雨等から守る袋を掛ける(一重の袋や除袋が簡単な二重袋がある)
除袋・・・白い桃から桃色へと色付けさせる、掛けた袋を外していく
シルバー敷き・・・桃色になお色付けをよくする為、シルバーで太陽光を桃に反射させる
シルバーの片づけ・・・太陽光により色づいた桃が色づきすぎないように撤収する
さらっと自分の復習も含めて簡単に振り返りですが・・・
こんなにも手間暇がかかっているの意外だったという方もいらっしゃるかもしれません。
写真に写る白いシートが反射用のシートです。
以前私が作業していた桃畑ではシートを敷き、
ピンを指していくという手間がかかるものでしたが
今は両サイドにポールのついた簡単に敷くことが出来る便利アイテムがあり作業も捗りますね。
シートを敷きながら、
すくすくと育った桃を見上げる光景も「なんて贅沢なんだろう」と
収穫までまだ少し掛かるにも関わらず気分が高揚してしまいます。
さて、秋に向けてまだまだ暑い日が続きますが、
無理せず頑張っていきましょう。
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