ジベレリン処理について

かえるの鳴き声も聞こえ始め、
まだ少し肌寒いながらも梅雨や初夏を感じ始める時期となってきましたね。

今回はテーマの通り、
”ジベレリン処理”について駆け出し農家の私の知識の範囲でお話しできればと思います。

そもそもジベレリンとは、
ある種の植物ホルモンの総称であると、検索すると書かれています。
（以下Wikiedia参照）
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%99%E3%83%AC%E3%83%AA%E3%83%B3

葡萄で行うジベレリン処理とは、種あり葡萄から種無し葡萄にする為の作業です。

選択する商品や濃度は農家さんや地域によって同じ名前の薬剤でも違うのだとか。
私が今年ジベレリン処理で使用した薬品は、以下の写真の２点です。

・フルメット液剤
・住友ジベレリン錠剤

フルメットは、
果粒肥大や着粒安定を目的に使用する合成植物ホルモンです。

（私はジベレリン処理以外の防除も農協で販売されている散布表を参考に行っています。）

ちなみに、農薬散布のカレンダーは組合員の方は無料で、
組合員でない方も1,000円前後で購入できるとのことです。

ジベレリン自体は水に溶かしても無色の為、
二度漬けを防ぐためにも食紅を溶かし、赤～ピンク色の液体に仕上げて行います。

その他にも二度漬け防止策として
接ぎ木クリップを目印につけるなど様々な工夫がされています。

なお、ジベレリン処理は合計２回、
１回目：満開から３日以内
２回目：満開から１０～１５日以内

果粒全体が漬かるように、
ジベカップやらくらくジベカップという噴射器を使用して作業を行います。

タイミングを怠ってしまうと、
種が抜けなかったり、花弁が変形してしまう為、
何度も園を巡り、タイミングを見計らいながら行う必要があります。

先週末お手伝いに伺った大先輩農家さんは
畑の規模も大規模の為、１か月ほどずっとジベ作業を行っているとの事でした。

今回も簡略した説明になってしまいましたが・・・

自分の記憶の記録として一部をアウトプットし、
記録に残すことで成長につなげる一歩にできたらと思います。

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